空気マイスター(エアみる測定士)制度は、
目に見えない「空気」を、感覚ではなく数値と根拠で扱うための資格制度です。
高断熱・高気密住宅の時代に必要とされる、
室内空気と健康を正しく説明するための新しい専門性のかたちをご紹介します。
空気マイスター(エアみる測定士)制度とは
高断熱・高気密住宅が当たり前になった一方で、
「空気」や「健康」といった住まい手のQOL(生活の質)を、どのように説明すればよいのか分からない、
という声が住宅業界では増えています。
空気は重要だと分かっていても、
- 数値で説明できない
- 感覚論になりやすい
- 客観的な裏付けが示せない
こうした課題が、長く存在してきました。
空気マイスター(エアみる測定士)は、
日本で唯一の室内空気調査手法である「エアみる法」を用いて
室内空気を正しく測定できること、その結果を数値と根拠で説明できる人であることを、
第三者機関である一般社団法人 空気環境改善研究所が保証する資格制度です。
空気マイスター制度の本質
空気マイスターは、
「空気を良く見せるための肩書き」ではありません。
エアみる法を、理論・手順・考え方まで含めて、
正しく実施できているか。
その一点を社会的に担保するための資格です。
室内空気測定は、
- サンプリング
- 分析
- データ解析
この3つが揃って、初めて成立します。
分析は計量証明事業所が、
解析は空気環境改善研究所が担っています。
一方で、現場で行われるサンプリングの正しさは、
測定者の知識と理解に大きく依存します。
空気マイスター制度は、
この「サンプリングの不確かさ」を最小限に抑え、
正しい空気測定が行われていることを、資格として示す制度です。
こんな人に最適です(空気マイスター/エアみる測定士)
空気マイスター(エアみる測定士)は、
次のような方を主な対象としています。
- 工務店・設計事務所の営業担当者/設計担当者/現場責任者
- 空気や健康を強みとして説明したい実務担当者
- シックハウスや化学物質を気にされる施主に、令和時代に合った説明をしたい方
1) 工務店の社長・経営者、経営企画担当者(差別化と信頼の軸が欲しい)
-
断熱・気密・耐震などの「数値化競争」の次の強みとして「空気・健康」を掲げたいが、客観的に語る材料がない
-
「空気がいい家です」を感覚で言うのではなく、測定結果で説明できる体制を作りたい。
-
化学物質や香害などに敏感なお客様に、不安を煽らず、根拠をもって説明したい
-
自社の取り組みを、Webや資料で「見える化」して信頼につなげたい
2) 設計士・設計担当(設計判断を「空気の根拠」で支えたい)
-
自然素材や換気計画などの良さを空気と結びつけたい
-
「何を避け、何を採用するか」を、感覚論ではなく測定データと根拠で整理したい
-
リフォーム・新築後の「空気の説明」まで含めて、設計の価値を高めたい
3) 営業担当・お客様担当(説明の武器が欲しい/不安対応を強みにしたい)
-
「シックハウスが心配」「においが苦手」という相談が増えているが、説明が経験則になってしまいがち
-
競合比較で「空気の根拠」を示せる提案がしたい
-
お客様に「この人は空気のことを分かっている」と思ってもらえる裏付けが欲しい
4) 現場責任者・品質管理(測定の精度と再現性を上げたい)
-
サンプリングの手順や取り扱いを、現場でブレなく運用したい
-
外部に提示するデータだからこそ、測定の正しさを担保したい
-
社内標準として「エアみる法」を運用できる状態にしたい
こういう方は別制度の方もご検討ください。
- 空気と健康を事業の中核として、本格的に組み込みたい
- 毎月のミーティングで詳しく空気の事を知りたい
- 空気環境改善研究所と研究活動に取り組みたい
各エリア1社限定、全棟エアみる法による空気測定の実施が前提となります。
※この場合は 空環研会員 の方が適しています。
空気マイスターを取得すると、できるようになること
1.エアみる法による空気測定を、正しく実施できる
- エアみる法の原理を理解したうえで測定ができる
- 測定手順のミスや思い込みを減らせる
2.空気を「感覚」ではなく「数値と根拠」で説明できる
- 空気の状態を客観的に伝えられる
- 健康・QOLの話を、無理に売り込まずに説明できる
3.第三者に対して「正しい測定者」であることを示せる
- 名刺・Web・報告書に「空気マイスター(エアみる測定士)」と表示可能
空気マイスター制度の4つのサポート
空気マイスター制度では、
「正しい空気測定を継続するためのサポート」に特化し、
内容を以下の4点に絞っています。
- エアみる法の正しい実施マニュアル(動画・文書)
- 空気測定時のQ&Aサポート(GPT含む)
- 頻出化学物質・既知データの参照
- 未知物質が検出された場合の空気環境改善研究所の調査サポート
資格取得手順
①Web講習を受講
②試験に合格
③空気測定の実施
①~③を満たした方が空気マイスター(エアみる測定士)に認定されます。
費用
1980円/月
※初回講習費用 9000円がかかります。
今後について
年に1度、ブラッシュアップ研修を実施します(受講必須)。
今後、エアみる法による測定データを活用した、
- 研究活動
- セミナー講師
- 事例発信
などを担える、上級資格の設置も予定しています。
制度についてのご相談・お問い合わせは、公式LINEやメールinfo@kuukanken.jpから受け付けています。

