浜松市で化学物質過敏症の方の新築をたてるためには
第1回:相談編事例紹介「山葉さんご家族の家づくり」第1回:相談編
化学物質過敏症を発症された山葉さんご家族からのご相談についてご紹介します。
山葉さんは、2年前に電磁波過敏症、そして化学物質過敏症を発症されました。奇跡的に回復は早く、現在は日常生活を送れるまでになっているのですが、化学物質が多い場所に行くと、目の痛みや鼻づまり、頭痛や意識の低下など、化学物質過敏症特有の症状が出てしまいます。
①現状のヒアリングを行い、家族の健康軸を設定する
ご相談は、空気環境改善研究所のオフィスでカウンセリングを行うことから始まりました。
これまでの職業や症状の経過、住まいに求めることなどを、ざっくばらんにお話しいただきました。

空環研でコンサルティングの様子
山葉さん第一印象としては、とても元気そうで家づくりについてもかなり勉強されているご様子。担当される工務店さんも、しっかり腰を据えて取り組む必要があると感じるくらい、建材や構造について熱心に検討されていました。
一方で、化学物質に対しては非常に敏感で、住宅やモデルハウスに入った瞬間に「これは化学物質だ」とすぐに反応が出てしまうほど繊細です。具体的には鼻詰まり、思考の鈍化、酷い場合は頭痛や体の痛みなどだそうです。
山葉さんご家族の希望は、耐震性・高断熱・高気密を兼ね備えた住宅であり、さらに床材や壁材、断熱材なども一つひとつ丁寧に選びたいというものです。自然素材を大切にし、昔ながらの日本家屋のような木のぬくもりを求めておられます。
健康軸の設定:化学物質過敏症対応:山葉さんが健やかに暮らせる、超健康特化の住宅
化学物質過敏症の方はほんのわずかに化学物質が含まれていても反応がでてしまいます。また初期に揮発性の成分がでなくても長期間にわたりじわじわと化学物質が出てくるような重たいプラスチック製品も不適合だと考えています。
私からの提案としては、最新の高気密住宅よりも、昔ながらの工法で空気の流れを活かした家づくりの方が合うのではないかとお伝えしました。閉じすぎず、自然に換気が行えるような設計の方が安心できるのではないかと考えています。
そして近年の真夏の高湿度の水分をどのように対処すべきかも大きなポイントです。古い住宅に付きまとうカビ問題を対処すべくノウハウが必要だと考えています。
次回以降は、具体的な工務店候補の選定やプランの検討や建材選びについてご紹介していきたいと思います。