つぶやき

アトピーや喘息と住環境|フタル酸エステルなど化学物質の影響とは

シックハウス 空環研 空気環境改善研究所 石坂 相談 空気の専門家

https://kuukanken.jp

アレルギー体質の子どもが増えている背景にプラスチック製品。

最近、アトピーや喘息などのアレルギーに悩む子どもが増えています。
「食べ物や飲み物には気をつけているのに、なかなか症状が改善しない」という声もよく耳にします。

その原因のひとつとして、住まいの空気環境に含まれる化学物質が注目されています。

なかでもプラスチック製品に添加剤として使用されている

「フタル酸エステル」

はアレルギー症状を悪化させることが明らかとなっています。


住環境に潜む化学物質「可塑剤」

可塑剤とは?

可塑剤(かそざい)とは、プラスチックを柔らかくするために使われる添加剤です。
日用品や建材など、私たちの生活のあらゆる場面に使われています。

壁紙とフタル酸エステル

特に「塩化ビニルクロス」と呼ばれるプラスチック製の壁紙では、可塑剤の一種であるフタル酸エステルが多く存在していることが研究で明らかになっています。


フタル酸エステルが身体に与える影響

フタル酸エステルには、炎症を引き起こす作用があるとされています。
そのため、アトピー性皮膚炎や喘息の症状を悪化させる要因となることがあります。

「なぜ家にいると体調が悪いのか分からない」
「新築に引っ越してから子どもの症状が強くなった」

そうしたケースでは、住環境に含まれる化学物質の影響を考えてみる必要があります。


アレルギー体質と化学物質の見直し

アレルギー体質を考えるときには、衣・食・住すべての観点から化学物質を見直すことが大切です。

  • 食 → 添加物や加工食品をできるだけ避ける。プラスチック製品の容器を減らす。

  • 衣 → 香料付き柔軟剤などの使用を控える。綿などの天然の繊維を選ぶ。

  • 住 → 建材や壁紙に含まれる化学物質を確認する。無垢材や漆喰などの自然素材を選ぶ


空気環境改善研究所の取り組み

私たち空気環境改善研究所では、アトピーや喘息などの健康被害を減らすため、住まいの空気環境を改善する提案を行っています。
「目に見えない空気だからこそ気をつける」――この視点を持ち、健康に暮らせる家づくりを一緒に進めていきます。


LINE公式アカウントのご案内

LINE公式アカウントへの登録をお願いします。
空気に関する最新情報やお知らせを定期的に受け取りたい方は、ぜひLINE公式アカウントに登録してください。
LINE公式では、空気に関するご相談も受け付けています。気軽に登録できるので、ぜひご利用ください!

▶︎ 登録はこちら

https://lin.ee/TaCKPn0

一般社団法人空気環境改善研究所の公式LINE


https://line.me/R/ti/p/@153awirs

  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

-つぶやき