室内空気のマイクロプラスチックもシックハウスの原因に?
マイクロプラスチックと聞くと、海洋汚染や自然環境の問題を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし近年の研究によって、マイクロプラスチックは室内環境にも広く存在していることが分かってきました。
特に多いのは「繊維」由来のプラスチック
室内で最も多く検出されているのは、繊維由来のマイクロプラスチックです。
ポリエステルやナイロン、アクリルなどの合成繊維は、衣類や布製家具、寝具などに広く使用されています。
それらが摩耗や洗濯によって細かくちぎれ、空中を舞うことで、ホコリのような形で室内に滞留するのです。
化学物質を運ぶ“媒介”にもなる
さらに問題なのは、この繊維ホコリが化学物質を吸着しやすいという性質を持っている点です。
たとえば、室内に存在する可塑剤や難燃剤、揮発性有機化合物(VOC)などが、マイクロプラスチックに付着することで、呼吸とともに体内に取り込まれる可能性があるとされています。
つまり、マイクロプラスチックは、単なる「異物」ではなく、化学物質の運び手になっているかもしれないのです。
できることは「掃除」と「素材選び」
こうした影響を防ぐためには、室内の掃除をこまめに行うことが第一です。
さらに、繊維製品を選ぶ際には、合成繊維よりも天然素材を選ぶことで、発生源を減らすことができます。
また、室内の化学物質を抑えるという観点でも、建材や家具選びを見直すことが大切です。
LINE公式アカウント案内
LINE公式アカウントへの登録をお願いします。
空気に関する最新情報やお知らせを定期的に受け取りたい方は、ぜひLINE公式アカウントに登録してください。
LINE公式では、空気に関するご相談も受け付けています。気軽に登録できるので、ぜひご利用ください!
▶︎ 登録はこちら
https://line.me/R/ti/p/@153awirs