シックハウスに対応した賃貸住宅「森の部屋へ」の設立の経緯
ある日突然、化学物質に反応するようになり、
「これまで普通だった暮らし」が送れなくなる――
これは化学物質過敏症の方々にとって、現実に起こっていることです。
目に見えない空気の中にある化学物質(VOCや可塑剤、香料など)が、頭痛やめまい、呼吸困難といった症状を引き起こす。
シックハウス症候群と似ていますが、より少量でも反応してしまう人もいます。
そうした方々から、日々届く相談の中で、私たちが特に強く感じたのは、
「住める家がない」という深刻な現実でした。
アレルギー対応の賃貸住宅はまだ少なく、
とくに化学物質に配慮した物件となると、ほとんど選択肢がないのが現状です。
小さな共感から始まった「森の部屋へ」
この声に共感した3人が集まり、チーム「森の部屋へ」が誕生しました。
静岡県磐田市を拠点(浜松市や森町、春野町)に、
化学物質に弱い方、より健康な暮らしを送りたい方、化学物質過敏症の方でも安心して暮らせる賃貸住宅の実現に向け、計画が進行中です。
プロジェクト名である「森の部屋へ」には、
自然の中にいるような、澄んだ空気に包まれた空間をつくりたい、という願いが込められています。
清らかな空気の中で、深呼吸できる暮らしを
この賃貸住宅では、建材や内装材を含めて、揮発性の化学物質を極力使わない素材選びを徹底します。
自然素材や透湿性のある構造など、空気環境を最優先にした住まいを目指しています。
「どこに住めばいいかわからない」
「普通の家に入るだけで症状が出る」
そんな方が、一人でも安心して暮らせる選択肢を増やしたい。
そして、ここから生まれた取り組みが、やがて全国へと広がっていくことを願っています。
プロジェクトメンバー
この取り組みには、それぞれの専門性を持つ3人が力を合わせています。
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🏠 家づくり担当
有限会社エムディー 鈴木早百合
…自然素材と健康住宅にこだわり、空気に配慮した設計・施工を担当。 -
🏢 不動産管理・運営担当
株式会社レントスマイル 多米田哲也
…化学物質に配慮した賃貸物件の管理・流通をサポート。 -
🌿 化学物質と空気環境の監修担当
一般社団法人空気環境改善研究所 石坂閣啓
…VOCや室内空気環境の専門家として、空気質の評価・改善を監修。
それぞれが自らの経験と専門性を持ち寄り、「森の部屋へ」という共通のビジョンを形にしようとしています。
このプロジェクトの進展がありましたら、またご報告いたします。
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