近年、シックハウス症候群に関する相談で特に増えているのが、「築古物件」しかも「リフォーム済み物件」、とくに内装をリフォームした直後の物件での体調不良についてです。
築古物件のでもシックハウスは起きます。24時間換気設備の有無の影響もあります。
とくに注意が必要なのが、2003年以前に建てられた住宅です。この時期以前の建物には、現在では義務化されている「24時間換気設備」が備わっていないことが多くあります。
そのような古い住宅で内装リフォームを行った場合、建材や接着剤などから揮発する化学物質(VOC)が室内にこもりやすく、空気が非常に汚れてしまうことが少なくありません。
体調不良が続いても我慢しない。数ヶ月も我慢すると体は限界に!!
この汚れた空気に耐えられるのは、ほんの数週間から数ヶ月というケースが多いのです。
「最初の1ヶ月は何とか大丈夫だったのに、だんだん具合が悪くなりもう我慢できない」というような相談が実際に寄せられています。これは、シックハウス症候群の典型的な経過の一つです。
最も重要なのは「無理をしない」こと
引っ越したばかりで費用面もあり、なかなか簡単に行動できないというのが現実ですが、体調に異変を感じたときは、無理をせず「早めに避難する」ことが大切です。
シックハウスを防ぐ換気は「窓開け」が効果的
空気環境の改善において、最も効果的で即効性があるのは「窓を開けて換気すること」です。
これだけで、室内の化学物質濃度を大幅に下げることが可能です。
ただし、窓を開けても症状が改善しない場合、ほかに有効な手段があまりないというのが現実です。
空気清浄機にできること・できないこと
高性能な空気清浄機を使っても、窓開け換気には及びません。
しかし、どうしても窓を開けられない環境の場合には、「活性炭フィルターなど吸着効果の高いフィルターを備えた空気清浄機」を使用することで、一時的な症状軽減が期待できることもあります。
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