つぶやき エアみる法

「新築の匂いが気になる…?」令和時代のシックハウスと空気の“見える化”

令和のシックハウス問題に挑む 室内空気と化学物質の研究者 空環研石坂 シックハウス 空環研 空気環境改善研究所 石坂 相談 空気の専門家



新築やリフォームの直後、「なんとなく匂いが気になる…」「頭が重い気がする」という経験をされたことはありませんか?
その原因は、室内空気中の化学物質にあるかもしれません。
ところが室内空気を測定してみると、そうではなさそうな結果もでています。

こんなサインがある方は、読み進めてください。

  • 新築の匂い・接着剤っぽい匂いが抜けない
  • 頭が重い/眠気/だるさが続く
  • 目・鼻・喉がイガイガする

室内空気は令和の今も、健康リスクをはらんでいる

2000年代初頭に社会問題となった「シックハウス症候群」。

当時はホルムアルデヒドやトルエンなどのVOC(揮発性有機化合物)が主な原因とされ、規制や指針値も設けられました。

現在では、これら旧来の化学物質は使用量が大きく減少しています。
しかし、その代替として登場した新しい化学成分が、また別の健康リスクをもたらすこともあるのです。

ポイント: 「昔のシックハウス対策=今も安心」ではない、という点が見落とされがちです。

換気設備があっても空気が汚れる?

高断熱・高気密の住宅では、24時間換気システムを導入していても、うまく空気が入れ替わらないケースがあります。

その理由は、給気と排気のバランスの悪さや、換気ルートの設計不備などにより、空気が滞留しやすくなるからです。

この結果、室内に存在する化学物質やCO₂が排出されず、空気環境が悪化してしまうことがあります。

換気が効きにくい典型パターン

  • 給気・排気のバランスが崩れている
  • 換気ルートが想定どおりに流れていない
  • 空気の滞留ポイントができている

エアみる法で「空気の質」を見える化

空気環境改善研究所が導入しているのが、124種類以上の化学物質を分析できる「エアみる法」です。

この方法では、空気中にどのような化学物質がどれくらい含まれているかを、数値で見える化できます。

特に、新築やリフォーム直後は空気中の化学物質が増加しやすく、体調不良やアレルギー症状が出やすいタイミング。
だからこそ、数値での確認と適切な対策が欠かせません。

「匂い」を我慢せず、まず“現状把握”から

感覚(匂い・違和感)を、数値に変えることで、対策が具体化します。

まとめ:空気は見えないけれど、健康に影響する

空気は目に見えませんが、私たちの健康には確実に影響しています。
「換気しているから安心」と思っていても、それだけでは不十分なこともあるのです。

「なんとなく体調が悪い」「新築の匂いが気になる」──そんな時は、一度「空気の質」を疑ってみることをおすすめします。

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  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

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