実は、寝室の空気が脳の働きに影響する可能性が示されています。
こんな状態はありませんか?
- 寝たはずなのに、朝からぼんやりする
- 日中の集中力が続かない
- 判断ミスや物忘れが増えた気がする
寝室の空気が脳に影響する可能性
2024年、北京大学の研究グループは、寝室に空気清浄機を設置した場合と、設置しなかった場合で、翌朝の認知機能を比較しました。
睡眠の評価というと、寝る時間や寝具、音や光に注目されがちです。ですが、私たちが寝ている間に吸い続けている「空気」も、見落とせない要素です。
出典・エビデンス
- 論文タイトル:Cognitive Benefits of Reducing Indoor Particulate Matter Exposure During Sleep: New Evidence from a Randomized, Double-blind Crossover Trial
- 著者:Yang, D., Zhang, W., Li, L., et al.
- ジャーナル:Environmental Science & Technology, 2024, 58(47), 20873–20882.
- 出版年:2024
- DOI:10.1021/acs.est.4c07326
空気がきれいな寝室で起きた変化
研究結果では、空気がきれいだった寝室で睡眠をとった被験者の方が、仕事や学習に欠かせない能力のスコアが有意に向上していました。
向上が示された主な項目
- 集中力
- 判断力
- ワーキングメモリー
※研究は「寝室の空気」と「翌朝のパフォーマンス」の関連を示唆するもので、感じ方や影響の出方には個人差があります。
「眠りの質」は空気からも影響を受ける
睡眠というと、次のような要素が注目されがちです。
- 寝る時間
- 寝具
- 音や光
そこにもう一つ、「吸っている空気」という視点を加えることで、睡眠と日中のパフォーマンスを見直しやすくなります。
寝ている間、人は長時間、同じ空気を吸い続けています。寝室の空気環境が乱れていると、知らないうちに身体へ負担がかかっている可能性もあります。
原因物質は寝室のPM(粒子状物質)
睡眠中のPM曝露、特にPM1(粒子径が1µm以下の粒子状物質)とPM2.5(粒子径が2.5µm以下の粒子状物質)が、即時記憶、遅延記憶、実行機能、および全般的認知機能に影響を及ぼすことが明らかになったとのことです。
室内中の粒子状物質の濃度が減ることで、複数の認知領域において改善が認められたことから、睡眠中の空気がキレイであることが、大変重要であることが伺えます。
寝室の空気環境を見直す意味
空気は目に見えませんが、脳の働きや日中のパフォーマンスに影響を与えている可能性があります。
令和のシックハウス対策は、「健康被害の予防」だけでなく、パフォーマンスの質という視点でも考える時代に入っています。
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