つぶやき

シックハウスとカビの深い関係 湿気と水分が引き起こす室内環境の落とし穴とは?

シックハウス 空環研 空気環境改善研究所 石坂 相談 空気の専門家

シックハウス症候群の要因には、化学物質やホコリ、ダニなど様々ありますが、「カビ」も大きな影響を与える存在の一つです。
とくに梅雨や夏にかけての湿度が高まる季節は、カビが発生しやすくなります。

カビの胞子は常に空気中を漂っており、私たちの目には見えない形で室内空気中に存在しています。
ただし、空気中に胞子があっても、すぐにカビが生えるとは限りません。
カギとなるのは「水分」と「栄養」です。

カビの胞子が湿気の多い場所に付着し、そこにホコリや皮脂などの栄養があれば、短期間で繁殖が始まります。

特にカビの温床となりやすいのは以下の場所です:

  • お風呂場や脱衣所(湿度が高く、皮脂汚れも多い)

  • 洗濯機の内部(使用後の水分が残りやすい)

  • 室内の結露が生じる窓周りや押し入れ

たとえば洗濯機の場合、使用後すぐに蓋を閉めると湿気がこもり、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。

【家庭でできるカビ対策の工夫】

  • 洗濯後は蓋を開けたままにして乾燥を促す

  • 「乾燥ボタン」などがあれば使用して槽内を乾かす

  • 浴室や脱衣所の換気扇をこまめに使う

  • 室内の相対湿度を60%以下に保つように除湿機やエアコンを活用する

カビはアレルギーや喘息などの原因にもなり、健康への悪影響が懸念されます。
空気中の見えない敵だからこそ、湿度管理と水分対策が重要です。
シックハウスの予防のためにも、季節に応じたカビ対策を心がけていきましょう。


LINE公式アカウントへの登録お願いします!!

LINE公式アカウントへの登録をお願いします。
空気に関する最新情報やお知らせを定期的に受け取りたい方は、ぜひLINE公式アカウントに登録してください。
LINE公式では、空気に関するご相談も受け付けています。気軽に登録できるので、ぜひご利用ください!

https://lin.ee/TaCKPn0

▶︎ 登録はこちら
https://line.me/R/ti/p/@153awirs

  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

-つぶやき