つぶやき

シックハウスとペットの健康 匂いと建材が空気に与える影響とは?

シックハウス 空環研 空気環境改善研究所 石坂 相談 空気の専門家

住環境における化学物質、特に空気の問題は、健康に非常に大きな影響を与えると言われています。

人間には「嗅覚受容体」があり、およそ5百万個存在すると言われています。
この嗅覚受容体が匂いをキャッチし、大脳の辺縁系(感情や自律神経に関わる部位)を刺激することで、覚醒や眠気などの反応が起こります。

つまり、匂い=化学物質の影響を、私たちは無意識に日々受けているということです。

犬はさらに敏感な嗅覚をもつ

犬の場合、この嗅覚受容体が1億〜10億個もあるとされており、匂いへの感度は人間の数十倍〜数百倍に達します。
そのため、住環境中の「余計な匂い」は、犬にとって大きなストレス源となり得るのです。

空気と建材の関係

室内の空気中に存在する化学物質(例:ホルムアルデヒドやVOCなど)は、呼吸によって体内に取り込まれ、健康に影響を及ぼすことがあります。
そのため、室内で使用する建材の選び方が空気の質に直結します。

とくに「漆喰(しっくい)」などの吸着性の高い壁材は、空気中の匂い成分や化学物質を吸着し、においのない快適な空間づくりに効果的です。
これは、ペットにとってストレスの少ない、健やかな環境をつくることにもつながります。

「建材選び=空気選び」

 

こうして見ると、建材の選択が「空気の質」を決定づけるということが分かります。
そして空気の質は、人間だけでなくペットの健康にも深く関係しています。

ワンちゃんや猫ちゃんのためにも、化学物質を含まない建材選びを大切にしていただければと思います。


LINE公式アカウントはこちら

LINE公式アカウントへの登録をお願いします。
空気に関する最新情報やお知らせを定期的に受け取りたい方は、ぜひLINE公式アカウントに登録してください。
LINE公式では、空気に関するご相談も受け付けています。気軽に登録できるので、ぜひご利用ください!

https://lin.ee/TaCKPn0

▶︎ 登録はこちら
https://line.me/R/ti/p/@153awirs

  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

-つぶやき