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シックハウスとペットの健康 ホコリに潜む化学物質のリスクとは?

シックハウス 空環研 空気環境改善研究所 石坂 相談 空気の専門家

私たちの身の回り、特に住環境には、数多くの化学物質が存在することが分かっています。

ペットのシックハウスの原因はVOCだけはない、可塑剤や難燃剤、柔軟剤も


この中には、発がん性が指摘されている揮発性有機化合物(VOC)や、フタル酸エステル系の可塑剤、難燃剤、防蟻処理で使用される農薬成分なども含まれており、室内の空気汚染の原因になっていることがあります。

これらの化学物質は、私たちの体に呼吸・経口・皮膚などから取り込まれる可能性があり、それは一緒に暮らす犬や猫などのペットにとっても同じです。

特に注意が必要なのは、犬や猫は人間と比べて代謝機能や解毒能力が弱いという点です。
人間は、肝臓での分解、尿や汗による排出などにより体内の化学物質を処理できますが、動物たちはそれらの機能が不十分な場合があり、体内に残りやすいとされています。

お子さんやペットが特にほこりの影響を受けやすい

また、犬や猫は床に近い高さで生活しています。
床面にはホコリが溜まりやすく、このホコリは空気中の化学物質を吸着する性質を持っています。
さらに、猫や犬は部屋の隅っこなど、ホコリがたまりやすい場所を好んで過ごす傾向があります。
結果として、濃度の高い化学物質にさらされやすくなってしまうのです。

こうした背景からも、ペットの健康を守るためには「空気の質」が非常に重要であることが分かります。
ペットが健康に過ごせる室内空間を保つためにも、化学物質を含まない建材の使用適切な換気・清掃など、日々の住環境対策が求められます。


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  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

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