国民生活に関する世論調査では「健康」の関心が1位に
2019年の「国民生活に関する世論調査」では、日本人が今後の生活で重視したい項目のトップに「健康」が選ばれました。
「資産・貯蓄」「余暇」「住生活」などさまざまな選択肢を押さえて、最も注目されたのが「健康」だったのです。
この背景には、単に病気にならないことだけでなく、生活の質そのものを高めたいという人々の意識があると考えられます。
■ WHOが示す健康と、日本的な健康観
WHO(世界保健機関)の定義では、「健康」とは単に病気でない状態ではなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態であることが求められます。
しかし日本では、「病気にならない」「発がん性がない」といった安全・衛生の基準を重視する傾向があります。
これは「レギュラトリーサイエンス(規制科学)」と呼ばれ、最低限の生活環境を保障する法制度の考え方にも通じています。
■ 住環境が健康に与える影響とは
これまで「健康=食事・運動」という考え方が主流でしたが、
現代では住環境の空気や温度、湿度といった物理・化学的要素も見逃せません。
例えば:
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室内のVOC(揮発性有機化合物)による空気汚染
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結露やカビによる呼吸器系リスク
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高気密住宅での換気不足による化学物質の滞留
これらはすべて、シックハウス症候群の原因にもなり得ます。
■ 今、健康は「空気から」考える時代へ
現代のシックハウスの原因は、従来のホルムアルデヒドやトルエンだけでなく代替化学物質、可塑剤や難燃剤、防カビ剤などにシフトしています。
これらは微量でも空気中に揮発し、慢性的な曝露となる可能性があります。
だからこそ、「住まいの空気の質」を見直すことが、これからの健康づくりに直結するのです。
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