室内空気質評価基準

総合評価

総合評価は以下の4つの評価に基づいて行います。

  • Excellent(優秀)
  • Good(良好)
  • Fair(可)
  • Needs Improvement(改善が必要)

評価基準

総合評価は以下の3つの項目に基づいて判定されます:

  1. 指針値物質の測定結果(VOC類)
  2. 代替物質の検出
  3. 総濃度

判定基準

  • Excellent(優秀)     :3つ以上の項目でPassを獲得した場合
  • Good(良好)           :2つ以上の項目でPassを獲得した場合
  • Fair(可)       :1つ以上の項目でPassを獲得した場合
  • Needs Improvement:0の場合、ただし、室内濃度指針値を超過した場合はこの判定となります。

この評価基準に基づき、空気質の総合評価を行い、必要な改善策を提案いたします。

各評価項目基準

  1. 指針値物質の測定結果(VOC類)
    • Pass獲得条件 :室内濃度指針値の超過がないこと
    • Pass☆獲得条件:室内濃度指針値がすべて下限値以下
  2. 代替物質の検出
    • Pass獲得条件 :TVOCを構成する上位5成分のうち、木材由来以外の成分の合計濃度が約400 µg/m³を下回ること
    • Pass☆獲得条件:TVOCを構成する上位5成分すべてが木材由来成分、または木材由来以外の成分がすべて40 µg/m³を下回ること
  3. 総濃度
    • Pass獲得条件:濃度推移予測で半年後のTVOC濃度が2000 µg/m³を下回ること。これまでの調査結果でTVOC濃度のほとんどがαピネンであることやαピネンにはドイツのガイドライン値2000 µg/m³の数値があることから、その値を下回るには少なくともTVOC濃度が2000 µg/m³以下である必要があるため、この値を定めています。
    • Pass☆獲得条件:濃度推移予測で一ヵ月後のTVOC濃度が2000 µg/m³を下回ること。