シックハウスは昔なかった?現代の住宅で起きる理由は石油製品の建材
日本では、昔ながらの木造住宅に代表されるように、木や土、紙といった自然素材を使った家づくりが一般的でした。
そうした住宅では、化学物質による室内空気の汚染がほとんどなく、いわゆる「シックハウス」のような症状が問題になることはほとんどありませんでした。
なぜシックハウスが社会問題になったのか
1990年代に入り、住宅建材に変化が起こりました。
大量生産・施工効率を重視した結果、石油系の化学建材が多く使われるようになったのです。
中でも、トルエン・エチルベンゼン・キシレンなど、自動車の排気ガスと同じようなVOC(揮発性有機化合物)が、壁紙の接着剤や合板、断熱材などから室内に放出され、住む人の体調に悪影響を及ぼすケースが急増しました。
この問題が特に深刻化したのは2000年前後。
以降、「シックハウス症候群」として社会的に大きく注目されるようになりました。
シックハウスの原因となった「ナフサ」とは?
これらの石油系建材の多くは、「ナフサ」と呼ばれる石油の副産物を原料にしています。
ナフサは、ガソリンと同じ温度帯で精製される成分で、同じような性質の化学物質が含まれているため、室内に揮発することで排気ガスと似た汚染を引き起こすのです。
現在の住宅は安全?
近年では、これらのVOCの使用は制限され、代替品に置き換えられつつあります。
また、建築基準法によって24時間換気が義務付けられるなど、シックハウス対策は進んでいます。
しかし、敏感な体質の方や、小さなお子さんをお持ちのご家庭では、今でも症状が出ることがあります。
また、新建材に含まれる「代替化学物質」も、今後の研究が待たれる部分です。
健康な住まいのために今できること
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建材選びに注意する(自然素材を選ぶ)
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室内換気を意識する(24時間換気を常にONに)
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空気質を「見える化」する(エアみる法など)
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