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シックハウスとセンサー測定器:TVOCやホルムアルデヒド数値の正確性とは?

シックハウス 空環研 空気環境改善研究所 石坂 相談 空気の専門家

室内空気質のセンサー測定器の数値と「正確性」の落とし穴とは?

近年では、センサー式の空気測定器を使って、室内空間の「総揮発性有機化合物(TVOC)」や「ホルムアルデヒド類」の数値を日常的にチェックする方が増えています。シックハウス対策として、非常に関心が高まっていることの現れと言えるでしょう。

こうした測定器は、空気中の状態変化を感知するのに適しており、変化の兆候を把握するにはとても有用です。

しかし、ここで注意していただきたいのが、表示される数値が必ずしも「化学物質の実際の濃度」を正確に反映しているわけではないという点です。

センサーは、温度や湿度の変化によっても影響を受けるため、「一見、高濃度の化学物質が存在するように見えても、実際にはそうでなかった」というケースが起こり得ます。


センサーと精密測定の違い

実際に私たちの元には、

「ホルムアルデヒドの数値が基準を超えた」

といったご相談が多く寄せられます。しかし、精密測定を実施してみると、センサーで表示された数値と大きく異なるというケースが少なくありません。

つまり、センサーの数値に不安を感じたら、それを判断材料の一つとしつつ、正確な状況を把握するために「精密測定」を行うことが非常に重要です。

精密測定では、法令に基づいた機器と手法を用い、特定の化学物質を定量的に分析します。そのため、住環境の安全性を評価するうえで信頼できるデータが得られます。


不安を感じたら、まずはご相談を

センサーの数値を見て不安を感じた方は、どうぞお気軽にご相談ください。状況に応じて、精密測定のご提案もさせていただいております。

安心して暮らせる住環境づくりのために、正しい情報と適切な対策が何より大切です。

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  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

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