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シックハウスと住まいの健康を守る──ホウ酸による優しい防蟻処理のすすめ

シックハウス 空環研 空気環境改善研究所 石坂 相談 空気の専門家

家の寿命を延ばすためには、構造材をシロアリや菌から守る「防蟻処理」が不可欠です。

特に近年は、化学薬品による処理が原因となって、室内空気が汚染され、シックハウス症候群のリスクが高まることが問題視されています。だからこそ、「人に優しい処理」が重要です。

私たちがおすすめしているのが、ホウ酸による防蟻処理です。

ホウ酸の成分であるホウ素は、自然界にもともと存在する元素であり、人体にとっても重要な必須ミネラル。過剰摂取しない限り、食塩と同様に安全です。

その一方で、ホウ酸は**腐朽菌(木材を腐らせる菌)**の繁殖を抑えたり、シロアリや害虫の活動を防ぐ効果を持っています。
つまり、人には無害でありながら、菌や虫にはしっかりと効く、理想的な素材なのです。

さらに、ホウ酸は揮発せず、分解されにくいため、効果が半永久的に持続するとされています。これにより、化学薬品のように定期的に再処理を必要とせず、長期的な安心を手に入れることができます。

化学薬品に頼らず、空気を汚さない“優しい防蟻処理”は、5年に一度の再処理が必要な農薬による防蟻処理よりも人と環境に優しい長期間にわたるシックハウス症候群の対策にもなります。

自然素材を活かし、家を長く健康に保つために――
ホウ酸による処理という選択肢を、これからの家づくり・リフォームにぜひ取り入れてみてください。


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  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

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