お知らせ 空環研通信

換気と“香害”に関するご相談から見えたこと_空気環通信Vol. 21 2025年7月

2025年7月も、空気に関するたくさんのご相談をいただきました。

たとえば:

  • リフォーム直後に体調を崩したというご相談

  • 換気方法についてのご質問

  • 香害(柔軟剤や香料製品による体調不良)への対策について

  • 空気センサーの使い方についての疑問

  • 化学物質の取り扱いに関する不安の声

いずれも、空気の質が健康に直結する現代ならではの悩みです。
このようなご相談を日々いただけること、そして「空気のことを真剣に考えてくださる方が増えている」と実感できることは、私たちにとっても励みになっています。

🔹 2分でわかる:7月の相談内容と注意点

7月の取り組みや相談事例のポイントをまとめた動画をご用意しました。
短くわかりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください。

▶︎ 動画で確認したい方はこちら(約2分)
🔗 https://youtu.be/iFFScgcG4s8

🔹 夏の室内環境と“空気の質”

7月は特に暑い日が多く、朝からエアコンを使い、窓を閉め切って1日過ごすご家庭も多いかと思います。

その際に気をつけたいのが「換気不足による空気のよどみ」です。

現代の高気密・高断熱住宅では、空気がうまく入れ替わらず、CO₂が溜まってしまうことがあります。
それによって、

  • 頭が重い

  • 眠くなる

  • 集中できない

  • 子どもがだるそうにしている

といった体調不良が現れることがあります。

また、リフォームや新築直後には、VOC(揮発性有機化合物)などの化学物質が高温によって揮発しやすくなるため、さらに注意が必要です。

🔹「森の部屋へ」という新しい取り組み

この7月には、私たちの新たな活動もスタートしました。
それが「森の部屋へ」というプロジェクトです。

自然素材を用い、化学物質の少ない室内空気をめざした賃貸住宅の提供を目指すこの取り組みは、
化学物質に敏感な方でも安心して暮らせる住まいづくりを実現することを目的としています。

森の部屋への取組みについてはこちら➡https://kuukanken.jp/blog-104/

森の部屋へのNOTEはこちら➡https://note.com/morinoheya/n/n2ca26898950f

目に見えない空気だから気を付けたい

私たちが日々受け取るご相談から見えるのは、「空気は目に見えないけれど、確実に身体に影響する」という現実です。

エアコンと換気は、両立して使うこと。
そして、“空気の質”にも目を向けること。

それが、夏の体調不良を防ぐ第一歩になるかもしれません。


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  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

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