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最新の化学物質にも要注意! 空気・建材・防蟻で差がつく家族を守る健康住宅ガイド_空環研通信2025年2月_Vol.15

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家づくりで大切なのはデザインや予算だけではありません。
「空気」「建材」「防蟻処理」
この3つの選び方次第で、暮らしの心地よさと健康は大きく変わります。実は近年、新しい化学物質が次々と登場しており、従来のホルムアルデヒドやトルエンの規制だけではカバーしきれないリスクも。そこで今回は、最新の注意点や安全策も交えて解説します。

動画で確認する(4分)→https://youtu.be/LySSh4Q9cyg?si=BFU-m1H17TLSrX_R

1. 空気の質を“可視化”して守る

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  1. 規制後も油断は禁物!
    • ホルムアルデヒドなどは法的に規制され減ったものの、代替で登場した化学物質の情報はまだ十分浸透していません。
    • これらが原因で、アレルギーやシックハウス症候群を引き起こす可能性も。

「エアみる」で数値化

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    • 124種類以上の化学物質を測定し、数値で把握できる。
    • 自宅の空気が実際にどれだけ“安全”か“危険”なのかを、見える化するのが第一歩。

断熱・気密と換気計画の重要性

    • 断熱・気密性が高いと、冷暖房効率が上がるだけでなく、換気も計画的にコントロールしやすくなる。
    • 逆に、気密性が低いと空気の流れが不安定になり、化学物質がたまりやすい状況に。
    • 新築直後は化学物質が最も多いため、計画換気と合わせて、適切な気密が必須。昨今の高断熱重視の家づくりにおいて、気密性が低い場合に家全体の空気が十分に入れ替わっていない事例があります。

2. 建材の選び方で“暮らしの質”が変わる

自然素材が安全とは限らない

自然素材=100%安全ではない

    • 木材や漆喰は確かにメリットが大きいですが、接着剤次第で有害物質が放散されるケースも。
    • 「自然素材だから安心」と思わず、使用される接着剤の成分までチェックすることが重要。
  • 合板・集成材(新建材)のリスクと使い方
    • 一般的に化学物質が多く含まれがちだが、すべてが悪いわけではない。
    • 近年は低ホルムアルデヒド製品(F☆☆☆☆など)も増えており、グレードの見極めがポイント。
  • ポイント:必ず“成分表”を確認
    • 仕上げ材や下地材にどんな化学物質が含まれているかを、あらかじめ確かめるクセをつけましょう。

3. 防蟻処理でシロアリも健康リスクもブロック

  • 薬剤による健康被害の可能性
    • 一般的な防蟻剤には、ネオニコチノイド系など人・ペットへの影響が懸念される成分も。
    • 長期間にわたり微量ずつ放散されるリスクを考慮すべき。農薬は埃に蓄積します。
  • ホウ酸処理のメリット

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    • 自然由来で安全性が高い
    • 施工後は、水に流されない限り効果が長持ち
    • 再施工の手間・コストも抑えられ、子どもやペットにも安心
  • 具体的な比較データ
    • ホウ酸処理済みの木材は、水濡れしない限り半永久的に効果が持続。安全性も高い
    • 一方、農薬による処理は5年毎に実施する必要がある。また化学物質過敏症の発症などの報告事例もあり

防蟻処理の選択次第で健康リスクが変わることを認識しましょう。


まとめ

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  • 空気の質:「エアみる」を使い、規制された化学物質の代替物質まで網羅して対策
  • 建材:自然素材でも接着剤に注意。グレードや成分表を要チェック
  • 防蟻処理:ホウ酸処理など安全策を選び、長期的な健康と安心を確保

これら3点を総合的に考えることで、家族みんなが長く快適に暮らせる家を実現できます。
さらに詳しく知りたい方は、LINEから無料相談ホームページの最新ガイドをぜひチェックしてください。

【ワンポイント】

  • 自然素材=100%安全ではない
  • 新築直後やリフォーム直後の化学物質対策は、とにかく早めの換気&測定が肝心!
  • 防蟻対策は“ホウ酸処理を選択”

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  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

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