会員募集 空環研公式動画 空環研通信

年間40時間の時短、AI初心者にAI活用術を大公開_2024年12月空環研通信Vol.13


最近、「ChatGPT」や「AI」という言葉を耳にする機会が増えています。しかし、日常生活や仕事で具体的に活用している方はまだ少ないのではないでしょうか?今回は、初めてAI技術に触れる方向けに、AIの基本的な使い方をご紹介します。ポイントは「自分の分身」です!

AIと空気環境改善の意外な関係

私たちの生活は情報で溢れ、忙しい毎日を過ごしています。LINEのメッセージやメール、電話など、多くの情報が行き交う中、自分の時間を作ることが難しい状況です。このような日々の繰り返し作業を効率化するためにAIを活用するのは、非常に効果的です。日々の忙しさの中で健康は忘れられがちです。窓を開けて空気を入れ替えたり、埃を落としたり、心と時間に余裕がないと室内空気の健康管理は難しいかもしれません。

内容は動画でもご確認いただけます(9分) 空環研通信2024年12月号

AI導入は身近なところから

例えば、メールの返信作業は多くの時間を消費します。「自分の分身がいてくれたら…」と考えたことはありませんか?実はAIは、こうした「分身」として活用できるのです。日々多くの時間を取られているのはメール作成だったりします。


AIでメール返信を効率化する方法

具体的な例として、以下のメールが届いたと仮定します。

「新築の戸建て住宅を購入しました。私は化学物質に敏感で、家族にもアトピーの症状がある者がいます。そのため、入居前に室内の空気環境を検査し、その結果を確認した上で入居を決めたいと考えています。また、空気測定の具体的な流れや必要な準備についても教えていただけると助かります。」

通常、メールを読んで、パソコンやスマホで文章を入力します。

内容を正しく読む → 回答を考える → 文章を作成する → 読み返して誤字脱字を確認する → 送信する。

メールのやりとりは実は非常に高度な作業です。以下の文章を作成しました。

 

実際にキーボードを使って下書きを作成したところ、大体3分ほどかかりました。さらに、リンクを付けたり内容を確認したりする作業が加わると、追加で2分ほどかかり、1つのメールを完成させるのに約5分が必要です。ただし、スムーズに作成できた場合です。コンディションによっては倍くらいの時間がかかってしまうことがあります。ミスタイプが発生したり、なかなか思ったような文章が出てこないこともあるかと思います。


AI活用による時間削減効果の試算

このメールへの返信をChatGPTを使って作成してみます。

 

ChatGPTを使った返信例

ChatGPTには「プロンプト」と呼ばれる指示文を事前に用意します。たとえば、以下のプロンプトを使用しました。ChatGPTはスマートフォンでもパソコンでも利用できますが、特にスマートフォンでは音声認識機能が優れているため、文字起こしも丁寧に行ってくれます。

ChatGPTには「プロンプト」と呼ばれる指示文を事前に用意しておくことができます。たとえば、私が作成したプロンプトの内容は以下のようなものです。

プロンプト(AIへの指示)

「音声入力をできるだけ自然な日本語に変換し、誤字脱字を直し、さらにGmailに貼り付けやすい形式で出力してください。」

この時、入力を音声入力にするのがポイントです。理由は、まず疲れないということです。キーボードのタイピングやスマホでの長文入力は地味に疲れます。そして、文章を考える際、キーボードを使うと「何を打つべきか」を忘れてしまうこともあります。実際、私もこれまで研究やレポート作成でたくさんの文章を書いてきましたが、話すとスラスラ言葉が出てくるのに、いざキーボードに向かうと思考が止まるという経験を何度もしてきました。そんなときは、スマートフォンに向かってそのまま喋りかけることで、時間を大幅に短縮できます。頭に浮かんだことをそのまま音声入力することで、スムーズに作業が進むのです。

キーボードで3分かけて売った文章は、音声入力では1分以内です。言い間違いや言い直しもAIが判断して校正された文章が用意されます。それをG-mailにコピペするだけ。大変簡単です。

動画でのご視聴が参考になります。 空環研通信2024年12月号 3:07分から~

 

 

AI利用による時間削減効果

1年間のメール作成回数と時短効果

以下の条件で計算を行います。

  • 1日のメール作成回数:3回
  • 1週間の営業日:5営業日
  • 年間の営業日:52週 × 5営業日 = 260営業日

年間のメール作成回数は、260営業日 × 3回 = 780回
次に、通常の方法とGPTを活用した場合の時間差を計算します。

  • 通常の作成時間:780回 × 5分 = 3900分(65時間)
  • GPT活用後の作成時間:780回 × 2分 = 1560分(26時間)
  • 年間の時短効果:3900分 - 1560分 = 2340分(約40時間)

まとめ

AI入門編ということで、できるだけ身近な利用事例を紹介しました。「自分の分身がいてくれたら…」と思うことがあれば、その作業をChatGPTに教え込むことで解決できます。これを「プロンプトの作成」と呼びますが、具体的な指示をAIに与えることで、それを実行してくれるのです。AIは、単に仕事を奪う存在ではありません。むしろ、仕事を効率化し、自分自身の時間を取り戻すための強力なツールです。特に、忙しい現代においてAIを活用することで、より自由な時間を手に入れることができます。

プレゼント

このプロンプトを使ってみたいという方にはリンクをお送りします。このリンクを使えば、同じような作業を簡単に再現できます。スマホであれば、リンク先の画面から直接喋るだけで内容が出力されます。コピーペーストで利用可能ですし、パソコンでChatGPTのアカウントをお持ちの方であれば、そのリンクをクリックして同様のプロセスを実践できます。

取得方法:Line公式アカウントから「メール作成のプロンプト希望」とコメントください。


LINE公式アカウントへの登録をお願いします

https://lin.ee/TaCKPn0
LINE公式アカウントはこちら
空気に関する最新情報やお知らせを定期的に受け取りたい方は、ぜひLINE公式アカウントに登録してください。LINE公式では空気に関する相談も受け付けています。気軽に登録できるので、ぜひご利用ください。

 

  • この記事を書いた人

空環研_石坂

空気環境改善研究所代表理事 石坂閣啓(イシザカタカヒロ) 三浦工業株式会社入社後、三浦環境科学研究所に配属 その後愛媛大学に出向、大学院農学研究科の環境産業科学研究室の助教を経て独立。 室内中の124種類以上の化学物質が検出可能な「エアみる」を使った空気測定を使って令和のシックハウス対策に取り組む 専門:室内空気中の化学物質汚染

-会員募集, 空環研公式動画, 空環研通信