こんなときは、空気清浄機の「フィルター」に注目してみてください。
- 室内のにおいやVOCなどの化学物質が気になる
- 空気清浄機を使っているのに、においがなかなか減らない
- 「脱臭機能」があれば化学物質も除去できると思っている
空気清浄機は何でも除去できるわけではありません
空気清浄機には、それぞれ得意とするものがあります。
特にシックハウス対策として空気清浄機を考える場合は、「何を除去したいのか」を整理しておくことが大切です。
ほこりや花粉のような粒子と、においの原因となる成分やVOCなどの気体状化学物質では、空気中での性質が異なるためです。
多くの空気清浄機が得意なのは粒子状物質
多くの空気清浄機は、室内の空気を吸い込み、フィルターを通すことで、ほこりや花粉などの粒子状物質を捕集します。
つまり、物理的にフィルターでこし取れるものを除去することが得意です。
一方、においの原因となる成分やVOCなど、気体として存在する化学物質は、粒子とは性質が違います。
そのため、粒子を捕集するためのフィルターだけでは、こうした気体状の化学物質を十分に捕まえることは難しい場合があります。
ポイント
「空気清浄機」という同じ名称の製品でも、粒子を捕集する機能と、気体状の化学物質を減らすための機能は分けて考える必要があります。
化学物質には吸着する仕組みが必要
気体状の化学物質を減らしたい場合は、ケミカルフィルターや活性炭フィルターなど、ガスを吸着する仕組みを持ったフィルターが必要になります。
空気清浄機を選ぶときには、「脱臭機能があります」という表示だけではなく、どのような吸着材が使われているのかを見ることも大切です。
また、対象となる化学物質によって吸着しやすさも異なります。
空気清浄機を確認するときのポイント
- 粒子を捕集するためのフィルターなのか
- 活性炭やケミカルフィルターなどの吸着材が使われているか
- 自分が減らしたい化学物質を対象としているか
吸着できる量には限りがあります
ここでもう一つ大切なのが、吸着フィルターには容量の限界があるということです。
活性炭やケミカルフィルターを使っていても、無制限に化学物質を取り続けられるわけではありません。
室内で化学物質が多く放散され続けているような状況では、空気清浄機だけですべてを処理することは難しくなります。
継続的に使用する場合は、フィルターの状態を確認し、必要に応じて定期的に交換することも重要です。
目的に合ったフィルターを選ぶ
ほこりや花粉を減らしたいのか、においを減らしたいのか、それとも特定の気体状化学物質を対象にしたいのか。
目的によって、必要なフィルターは変わります。
「空気清浄機だから何でも取れる」と考えるのではなく、何を除去したいのかを明確にして、その目的に合った機能を選ぶことが大切です。
まとめ
多くの空気清浄機が得意としているのは、ほこりや花粉などの粒子状物質です。においやVOCなどの気体状化学物質を減らしたい場合には、活性炭やケミカルフィルターなど、吸着する仕組みが必要になります。
ただし、吸着できる量には限界があります。シックハウス対策として空気清浄機を検討するときは、「空気清浄機があるから大丈夫」と考えるのではなく、対象となる物質とフィルターの特徴を確認し、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
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